ギターメーカーのEpiphone。資本関係では、Fenderと並ぶギター2大メーカーのGibsonの子会社で、廉価版というかセカンドブランドという位置づけです。
確かに、Gibsonのモデルを安いラインナップとして出しているものもありますが、よく見るとそれだけではない。
Epiphone独自のモデルのものも結構あります。それらには、なかなか魅力的なものも多いですね。
歴史を見ると、設立当初からGibsonの子会社だったわけではなく、独立した会社/ ブランドとして存在していて、その後Gibsonの傘下に入ったという経緯もあるので、自社独自のギターもあるということです。
私もEpiphoneのギターを持っていて愛用しているのですが、Epiphoneの魅力について述べていきたいと思います。
音楽史に残る有名アーティストが使用(ビートルズとオアシス)
ロック音楽史に残るアーティストが使用していた、というところが大きなポイントですね。シグネイチャーモデルも出ていますが、それはどちらかというと商売上の都合ですね。ただ、ライブやレコーディングに使っていた、という点が単なる安ギターとは違いますね。
ビートルズの場合
ビートルズの皆さんが使っていたのは、有名なモデルのCasinoですね。ジョン、ポール、ジョージ、いずれも使用していたので、ビートルズ活動時代はEpiphoneは勢いあったのかと思いますが、みなさん大好きですね。
特にジョン・レノンさんは、Casino愛用者として有名ですね。塗装を剥がしたナチュラルカラーのCasinoを使っていた印象が強いです。
有名なルーフトップコンサートでも、このナチュラルカラーのCasinoを演奏していますね。
オアシスの場合
リードギタリストのノエル・ギャラガーさんがエピフォンのギターを使用していましたね。有名なのは、ユニオンジャックカラーのリヴィエラですね。
この頃はノエルさんもまだ若者で、ナイロンパーカーに大きめのエピフォンのセミアコ抱えて大きな音でギターを弾く、という姿が印象的です。かく言う私も、ノエルさんの影響でエピフォンのセミアコ買いましたね。
番外編で奥田民生さん
民生さんはセミアコではなく、ソリッドギターのコロネットと言うギターで自身のシグネイチャーモデルを作ってました。ピックアップも替えてビグスビーも着ける、と言うなんか別のギターになってんじゃないか、と思いましたが、それでも好きなんだろうなと思いました。下記の動画で使っていますが、なんというかハイもローもそんなに主張しないけど、ミドルの音域がしっかりと出るギターですね。
安価で良質なセミアコが揃っている
セミアコは、ジャズなんかでもよく使われて結構お高いイメージもありますが、エピフォンのセミアコは、値段も手頃で品質もなかなか。中にはギブソンの工場で作られているものもある、と言うことで、なかなかお値打ちなものあると思います。
私が買ったセミアコはこちら。DOTというモデルで、現在はラインナップにないようですが、数年前まではありました。モデルとしては、ギブソンのES-335を基にして安価で作った、というものですが、弾きやすく手軽にセミアコを味わえるという意味でいいギターです。
エピフォン独自モデルにもいいものがたくさん
前述したCasino。ビートルズはじめ、数多くのアーティストに愛用されています。モデルとしては、ギブソンのES-330とほぼ同じスペックですが、Casinoの方が有名ですね。
P-90のピックアップでクリーンサウンドでも歪ませたクランチサウンドでも、どちらでもいい音が出るギターですね。
続いては、リヴィエラ。これも前述の通り、オアシス時代のノエル・ギャラガーさんが使っていました。ミニハムバッカーでブランコテールピース、が基本スペックですが、これも歴史あるモデルなれど使いやすいモデルですね。
ビンテージでは結構高値がついていた印象ありますが、最近現行モデルで復刻して販売されています。
そしてコロネット。これも前述の通り、奥田民生さんがシグネイチャーモデルと作りましたが、それとは違う現行モデルが存在します。ピックアップはP-90ですね。
ということで、エピフォンいいぞ、というエントリですね。
私のエピフォンは、色々と改造して元の仕様とは違うようにはなっていますが、安価なので改造もしやすいというのも利点の一つかもしれないですね。ギブソンの高価なモデルだと、改造するのも躊躇してしまいますし。
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